新人看護師が派閥争い、もう嫌だとなったら読むサイト

新人看護師が派閥争いにもちくちゃにされた…

あっと言う間に三か月、半年、10か月と過ぎてませんか。
新人看護師は日々の業務についていくだけ青息吐息です。
しんどいんです、毎日が。

 

でも、あなたは気が付いてませんか。
看護師の世界には派閥争いがけっこう起きていることを。

 

ふっと、職場になれて周りの状況を観察できるようになってきた
あなたに新たな悩みが出てきていますね。

 

サイト管理人のもとに寄せられた
新米看護師時代の身近に起きた派閥トラブルはこんな感じでした。

 

マウンティング合戦!

27歳外科病棟勤務のF美さんからの寄稿です。
(一部当サイト編集者が推敲編集をしております)

 

「名付けて血で血を争う主任対お局看護師のマウンティング合戦。」

 

主任は30代後半で旦那さんがいて、小さな子供がいます。
お局さまは40代そこそこの独身です。

 

この二人、生活から家庭環境まで全く違うので
ことごとくそりが合いません。

 

まあ、40歳の独女から見ると
家庭円満な主任さんが嫉妬の対象というのも分かるのですが…

 

例えば、子供さんが保育園で体調を崩して
早退するということがありました。

 

もう、お局さま鬼の首を取ったかのように
「子供の病気じゃ仕方ないよね〜」と
口では言いながら、グチグチと周囲に
自分たちがどれだけ迷惑を被っているかを
長時間にわたり主張するのです。

 

あとどうしても我慢できなかったのは
我々若い看護師たちを敵味方できっちりと
区別しないと気がすまないということです。

 

指揮系統は師長―主任ーヒラ看護師が常識だと思うのですが、
現場の細かい指示は先輩看護師によって決められりしますよね。

 

そこで主任さんが指示した業務を、ジワリジワリと
改ざんするのがお局さまなのです。

 

「って、言ったよね〜」がこのお局の口癖。
あからさまに反論しようものなら、その日から
主任派のレッテルが張られてしまいます。

 

職場にたった一人の男性看護師も
どちらの派閥にも味方しないように細心の注意を払っていたのが
見ていて痛々しいほどでした。

 

私はどちらの派閥にも属さないと決めていたのですが、
心底、指揮系統が乱れる=現場の看護でミスが起きやすいという
結論に達していたので、主任派とみられていたようです。

 

そのことでお局派のお姉さま方から散々のいやがらせや
陰口を浴びてきたのです。

 

看護師職場の派閥によるギスギスした環境に悩んでいませんか?
1年と半年ぐらいで私はもうメンタルが限界でした。
そこで
私は師長に異動を打診したのですが、師長の答えは
「検討はするが、派閥はどの診療科、病棟にもあるわよ」。

 

そして、感情の軋轢は個人的問題なので、それだけで異動というわけにも
いかないというではありませんか。

 

異動は基本的にあと1年半経って、3年経ってからなんだと。

 

もう目の前は真っ暗になりました。
確かに個人の感情なんて、組織の論理の前には黙殺されるのでしょう。
しかし、実際に看護の前線で働いている我々は感情を持った一人の人間なのです。

 

もうもうもう…(悔しさがぶり返してきたので何度でもいいます)
私は決心しました。
自己救済をするしかないと。
ズバリ、師長の腹の内を知ったときにわたしは
転職を決意したのです。

 

そこで、問題になったのが
看護専門学校時代の奨学金の返済でした。
お礼奉公がトータルで3年間。
あと1年半も残っているのです。

 

3年間に一日でも足りないと、
当病院では全額一括返済が求められるのは
知っていました。

 

私はダメ元で
その当時、看護師専門学校の仲間内で話題になっていた
評判のいい看護師転職支援会社を親友から教えてもらいました。

 

WEB上の看護師転職サイトから登録すればいいだけだと
分かったのです。

 

登録してみて分かったのは
数は少ないが看護師の奨学金返済を肩代わりしてくれる
病院があるということでした。
看護師の奨学金返済を肩代わりしてくれる病院を探せる記事へのリンク

 

もうひとつは、人間関係の悪い派閥がうごめく職場は
多いが、探せばけっこう円満にやっている職場も多いということでした。

 

私の場合は結局、人間関係重視で慎重に慎重に病院選びをしました。
看護師転職支援会社に登録したのが入職後1年10か月後でした。
3社の就職支援会社に登録して、専任のコンサルタントさんに
いい職場を選んでもらい、アドバイスをたくさんもらいました。
多くの相談メールや面談もしていただきました。

 

ちなみに転職支援会社にはコンサルタントとかアドバイザー呼ばれる
看護師専門の転職のプロが多数在籍してます。
わたしを最終的に担当してくださった方はまだ若いものの
キャリア6年目とかで、すごく優秀な方でした。

 

実際に動いたのは2年と半年が経過したころでした。
それまでに先に述べた優秀かつ相性の合うコンサルタントさんがいる一社だけに
絞れていました。

 

これは本当に役立つ情報だと思うのですが。
転職を急がせるコンサルタントさんはダメです。
私のように少し時間をかけたいというタイプでも
付かず離れずの関係でじっくりと見守ってくれる人がいいです。

 

私はいま外科病棟の三交代で働いていて
転職してもう3年間が過ぎました。

 

仕事はハードですが、人間関係は実にさばさばとしていて
チームワークも良好です。
いい意味で大人の女性が多く(実年齢は若い子もいれば、中堅、ベテランもいます)
他人に出過ぎた干渉はしてきません。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと割りきった看護師が多いのです。
師長、主任も尊敬できる方でリーダーシップという意味を初めてこの職場で知りました。

 

この職場を見つけてくれた転職支援会社のコンサルタントのI女史には
本当に感謝しています。

 

(寄稿は以上です。)